日本に住んでいれば、街のいろいろな場所で見かけることのできる自動販売機。いつでも好きなときに好きな飲み物を購入できる自動販売機は、私たちにとって身近な存在であるもののひとつですよね。近年では、こういった自動販売機の特長を活かし、自動販売機を街のインフラとして位置づけ、警察署や地方自治体などと連携し、地域社会に貢献できる機能を備えるようになってきていています。例えば、道に迷ってしまったとき、地図などが手元になくても、自動販売機に目をやれば、住所を表示したステッカーが貼り付けられているものがあるので、それを利用してご自分がいる場所が分かります。また、商品情報などが表示されている電光掲示板機能を用いて、警察署から提供された防犯情報や、災害発生時に災害情報を流すことが可能なものもあります。さらに震災支援型の自動販売機は、災害の際に通信ネットワーク技術で遠隔操作を行ない、中に残っている飲み物を無償で提供することが可能になります。このように、さまざまな機能を搭載することができる自動販売機は、いろいろな使い方ができる可能性を大いに秘めています。何か地域や社会に貢献したいと考えている方は、こういった自動販売機の設置も選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか。