自動販売機を無料で設置する事が可能だという事は、ご存知の方は多いかもしれません。しかし、電気代はどうしても必要になります。そもそも、日本には既に何百万台という自動販売機が設置されています。そうなりますと、自動販売機によって消費される電力や、廃棄される際のゴミなどが問題になります。しかし各メーカーは自動販売機の省エネについても考慮しており、様々な対策を講じています。今回はその中でも代表的な機能をご紹介いたします。
・ヒートポンプ機能
エアコンや給湯器では有名な機能ですが、自動販売機にも搭載されています。ヒートポンプ式の自動販売機は、空気中の熱や、冷却時に発生する排熱を利用して商品の加温を行います。
・ピークカット機能
夏期に入りますと、エアコンの使用により昼間の電力消費が非常に高くなります。この時間帯をピーク時間帯と言いますが、その間の電力使用を抑える機能です。具体的には、夜間や早朝に商品を冷やしておく事で、昼間は商品の冷却機能をストップさせます。
・学習省エネ機能
自動販売機は「この時間帯には、これぐらいの本数が売れる」というデータを記録しています。これを販売傾向と言い、その販売傾向に従って必要な時に必要なだけ冷却を行います。
他にも、自動販売機は様々な環境対策を行っています。自動販売機は常に商品の冷却や加温を行っているイメージがあるかもしれませんが、実際には効率良く稼動することで省エネに努めています。このように高性能な自動販売機が作られていく事は、自動販売機の設置をご検討されている方にとっても嬉しい事でしょう。