道端や駅、商業施設などに設置されている飲み物の自動販売機。手軽にいつでも飲み物が購入できるとても便利なもので、時代に合わせて変化しています。今回は災害時に対応している自動販売機についてご紹介したいと思います。地震などの災害時は、ライフラインが途絶えて飲料水が不足する問題が生じます。その問題を解消するためにも、炊き出しの一種として、飲み物を無料で提供することができる、フリーベンド機能が導入されている自動販売機があります。自動販売機内のスイッチを手動か遠隔操作によって切り替えることで、飲み物が有料から無料になります。また、電光掲示板を設置している自動販売機では、インターネット回線を利用し、メッセージを変更して情報提供が行えるものもあります。自動販売機は電気によって稼働しているため、停電時には動作しなくなってしまうデメリットがありますが、そのような事態にも対応できる自動販売機もあります。バッテリーなど内部電源をもっている自動販売機では、外部電源が断たれた場合には消費電力が大きい飲み物の保温・冷却、照明を停めて、飲み物の提供機能だけを稼働させることができます。他にも、AEDを搭載した自動販売機もあり、災害時、事故などが発生した際に素早く人命救助が行えます。